TASCAM 388は、フル・サイズのフェーダーを備えた8チャンネル・ミキサーと8トラックのレコーダーを組み合わせたモデルです。388のサウンドは、多くのミュージシャンから「魔法のようなサウンド」と評され、現在でも根強い人気があるモデルです。
TASCAM 388は、TEAC/TASCAMが製造したレコーダーの中でも特に貴重なモデルで、中古市場ではいまだに5,000ドル以上の価格で取引されることもあります。ブランド公認モデルとして再現されたTASCAM 388で、ぜひ多くのミュージシャンを魅了したこのサウンドをお試しください。
TASCAM 388は、レコーダー・セクションだけではなく、ミキサー・セクションも含めて、ソフトウェア上で実機の挙動を再現しています。レコーダーのバイアスやEQの調整、ミキサーの3バンド・パラメトリックEQ、使用するテープの変更などのパラメーターを操作して多彩な効果を得ることができます。また、あらかじめ豊富なプリセットが用意されており、ユーザーが作成したオリジナルのセッティングもプリセットとして保存可能です。
TASCAM 388は、8チャンネルのミキシング・コンソールとテープ・マシンを一体化させ大ヒットしたレコーダーです。2001年頃、ケリー・ストルツが388を使用したレコーディングを行い、再度注目されているモデルです。
アナログ・テープ・レコーダーは複雑な仕組みを持ったシステムです。この魔法のシステムは、オーディオ素材に音楽的な付加価値を加え、作品の芸術性をより高いレベルに引き上げます。
テープ・マシンがオーディオ信号に与える効果は、EQやコンプレッサーなどの単体プロセッサーのそれとは異なり、テープ・マシンを構成するセクションが相互に作用することにより生まれる独特の質感です。この質感は、音響的な意味でのダイナミクスだけではなく、聴く人の心を動かすダイナミクスにも影響します。
テープ・マシンは、私たちがDNAレベルで感じる「良い音」を実現するために、数々の音楽制作の中で改良されてきた機材といえます。
T-RackS TASCAM Tape Collectionでは、TASCAM/TEACにて歴史の中で特に人気のあるモデルを厳選、IKにて最良のアナログ・テープ・マシン4機種を入手し、当時のスペックをきちんと再現できるレベルまで丁寧に修復するところから始まりました。
IKのエンジニアリング・チームは各パーツを分解し、アナログ回路、トランスポート機構のふるまいから、ヘッドなど、各ステージの特性を分析してモデル化しました。IK Multimediaならではのモデリング技術、ダイナミック・コンヴォリューション・エンジンがフルに投入され、ソフトウェアのデザインが行われています。
テープ・マシンは入力する音声と、テープに記録した音声に微妙な違いがあります。それがまさにテープ・マシンらしさであり、魔法と呼ばれる部分に他なりません。
T-RackS TASCAM Tape Collectionは、この魔法を高度なモデリング技術を基に再現しているのです。
異なる倍音とキャラクターを持つ4種類のテープを選択できます
T-RackS TASCAM Tape collectionの各モジュールには、以下のような共通のパラメーターが備えられています。
シグナル・パスの選択: INPUT選択時は、シグナルはユニットのインプットとアウトプット・ステージのみを通り、テープ部はバイパスされます。アナログ回路によるサウンドの色付けの度合いは、選択したテープ・マシンによって異なります。REPRO選択時、シグナルはインプット、レコーディング・アンプ、録音ヘッド、テープ、再生ヘッド、再生アンプ、アウトプット・ステージなどすべてのシグナル・パスを通過します。
True Stereo: 正確にアライメントされたテープ・マシンでも、左右のチャンネル間でレベル、周波数特性、歪みがわずかに異なることがあります。T-RackS TASCAM Tape Collectionは、実機と同じように、ヘッド、信号経路ともに左右のチャンネルを個別に処理を行うことで、この実機ならではの動作を再現します。この機能は、必要に応じてバイパスできます。
Tape Speed: テープ・スピードを、7.5/15ips、または15/30ipsから選択します。速いスピードでは高精細なサウンド、遅いスピードでは低域が強調され、暖かみのあるサウンドが得られます。
Transport Modeling: トランスポート部のふるまいを忠実に再現します。ワウ、フラッターを人工的なエフェクトとして加えるのではなく、機構そのものをモデリングすることで、左右のチャンネル間のゆらぎまで再現されます。この機能は、必要に応じてバイパスできます。
Record Bias: 理想的なバイアス設定下では、信号は最小限の歪みに抑えられ、最大の感度が得られます。意図的にバイアスを深く設定すると、より暖かみのある、緩やかなサチュレーション感が加わります。バイアスを浅く設定すると、高音域がブーストされます。