Mic Roomは、T-RackSでお使いいただけるマイクロフォン・モデリング・ツールです。プロの録音スタジオで使用されている古今東西、さまざまなタイプのマイクロフォンの名機のギア・モデルが20機種用意されています。お使いのマイクのサウンド特性を、名機で収録したかのようなサウンドに変えてしまいます。
ダイナミック、コンデンサー、リボンなどさまざまなタイプのマイクロフォン・モデルが用意されているMic Roomは、T-RackSプロセッサーの1つとして、お気に入りのDAWやプラグインとしてお使いいただける他、T-RackS CSアプリケーションにインサートしてスタンドアロンとしても動作します。
他のT-RackSプロセッサーと同様、Mic Roomは、オリジナル実機の持つ周波数特性、ニュアンスなどが丁寧にモデリングされています。Mic Roomならば、入力ソース(SOURCE)のマイク・モデルと、ターゲット・モデル(TARGET)選ぶだけで、録音素材のサウンドのキャラクターをターゲット・モデルで収録したかのように、変えてしまうことができるのです。
Matty Amendola Prepping the Mix with Mic Room for T-RackS
一口にマイクロフォンと言っても、ダイナミック、コンデンサー、リボンなどさまざまなタイプのマイクがあります。コンデンサー管マイクでは、レンジの広い複雑な倍音構成を捉えることができます。ボーカルなどのパンチの効いたサウンドならダイナミック・マイク、ヴェルベットのようななめらかでスムースなサウンドならリボン・タイプと、それぞれサウンドに特徴があります。
レンジの広い鮮やかなボーカル・ラインが欲しいのに、収録には地味なダイナミック・マイクしか用意できないとしましょう。Mic Roomなら、高価なハイエンドのコンデンサー・マイクを用意する必要はありません。とにかく手持ちのマイクで収録して、後はMic Roomに任せてください。もちろん、その逆に、高価なハイエンド・マイクのサウンドを、古いAMラジオや電話のような、lo-fiサウンドに変えてしまうことだって可能です。
Mic Roomは、T-RackSシリーズ製品ですから、もちろん32-bit/64-bitのAudio Units/VST/AAXプラグインとしてお使いいただけます。Logic Pro、ProTools、Cubase、Digital Performer、Sonare、Liveなど、お使いのDAWホスト・アプリケーションが何であろうとも、Mic Roomのマイク・モデリング機能をご利用いただけるのです。
例えば、DAWに録音済みのトラックにMic Roomをインサートし、いろいろとパラメータを調節してみてください。お使いのマイクの入力ソースのSOURCEプロファイルが用意されていないからといってもあきらめないでください。Mic Roomでマイクロフォン・モデルを自由に切替えて、素材、ミックスに合ったサウンドを見つけて下さい。
T-RackS Mic Roomには、近接効果や倍音など、さらに細かく音質を調整可能な機能が追加されています。
Proximity(近接効果)パラメータにより、マイクロフォンと音源の距離をモデリングすることができます。このパラメータ値を大きく設定すると、低域が加わりFMラジオで聴く声のような豊かで深みのあるサウンドになります。この値を小さく設定すると、低域を抑えることができます。
Harmonicパラメータは、コンデンサー・マイクや真空管マイクのような、豊かで複雑な倍音をコントロールできます。録音素材にサチュレーションを加えて音の存在感を強調したり、サウンドに独特なテクスチャー感を加えることができます。コンプレッサーやEQをお使いいただく前に、まずはこうしたパラメータを調節してみてください。
Mic Roomは、iRig Mic Studio、iRig Mic HD、iRig Mic などIKのiRig Micシリーズ製品と併せてお使いいただくのに最適な製品でもあります。IKマイクロフォン製品は、Mic RoomのSOURCEとしてプロファイルが用意されていますから、まさしくプラグ&プレイでお使いいただけます。
Mic Roomの直観的で使いやすいユーザー・インターフェースと相まって、リーズナブルな価格のIK iRig Micシリーズが、高価なハイエンドのスタジオ・マイクに変身してしまうのです。
同じく、IKの iRig Pro I/O や iRig Pro DUOなら、ヘッドルームに大きな余裕がある低ノイズのマイク・プリアンプと高品位な24-bit A/Dコンバーターを搭載していますから、すでにお持ちのマイクを、MacやPCに接続してお使いいだけます。