Master Match X は、リファレンス・トラック、またはモジュールに収録されたジャンル別リファレンス・リストをターゲットに指定し、マッチングした EQ、マルチバンド・コンプレッサー、リミッター処理を自分のトラックに適用します。マスタリングを正確かつ効率的に実行し、洗練されたトラックを瞬時に作成できます
マスタリングを行うには、リファレンス・リストからジャンルを選択するだけです。各プリセットは特定の音楽ジャンルに合うように細心の注意を払って作られており、マスタリングするトラックの音楽スタイルに合わせて、正確なEQマッチングを行います。
マスタリングのリファレンスは、リスト以外にユーザー自身で作成することもできます。お手本にしたいミックスを読み込み、カスタム・リファレンスとして保存しておけば、以降リファレンスとして利用できます。
ターゲットとなるリファレンスを選択したら、トラック内で最もラウドな部分を再生して、Analyze ボタンを押すだけでトラックの解析が行われます。この操作で、選択したリファレンスとトラックの解析結果に基づくマッチングの準備が整います。
EQ Match コントロールを使えば、マッチングの強さを0%~200%の間で調整可能。さらに、EQ Balance コントロールを使って、サウンドのカラーを変えることができます。パネル上に表示されたリファレンス・カーブに編集ポイントを追加し、細かく編集することも可能です。
EQ マッチングと最終リミッター・ステージの間には、マルチバンド・コンプレッサーが搭載されており、コンプレッションの強さを調整することでミックス全体のダイナミクスを高めることが可能です。コンプレッションのスタイルは3種類(Gentle、Balanced、Hard)から選択できます。
最終段に搭載された Stealth Limiter により、最適なラウドネスと明瞭度を確保しながら、最終的なトラックのレベルを微調整できます。
Stereo Enhance と Mono Maker で、トラックのステレオ・イメージをコントロールできます。Stereo Enhanceコントロールは、ステレオ幅を拡大/縮小し、Mono Makerは、指定した周波数以下のステレオ・イメージを絞ることで、ローエンドを安定させます。
一通りの作業が済んだら、モジュール上にリアルタイムで表示されるスペクトラム・アナライザーで特性を確認しましょう。また、パネル上では、リファレンスに基づいてマッチングした、EQ カーブも確認できます。
必要なものはすべてモジュール上にあり、このモジュールだけで、マスタリングの工程を完全にコントロールすることが可能です。