現在市場にあるヘッドフォンは、たとえプロフェッショナル・モデルであっても、音のすべてを正確には伝えてくれません。その周波数特性は完全にフラットではなく、誇張されたステレオ・イメージが、バランスや音色、空間の感覚を歪めてしまいます。結果として、ミックスのやり直しが増え、耳の疲労も蓄積し、最終的な作品が他の環境で再生したときに意図しないバランスになることもあります。
ARC ON•EAR は、ヘッドフォンの特性を瞬時に補正し、まるでプロフェッショナルなスタジオ・モニターでミックスしているかのような空間をも再現する、スタンドアローン型ヘッドフォン DAC & アンプです。
ARC ON•EAR は、どこにいても、確信を持ったヘッドフォン・ミックスが行える環境を提供します。
ARC ON•EARは、従来の補正プラグインやバーチャル・コントロールルーム・システムとは異なり、不自然な補正感や加工感を一切感じさせません。リアルなコントロールルームのような正確さ、奥行き、信頼感を、そのままヘッドフォンの中に再現します。
対応ヘッドフォンの拡充。ワークフローの高速化
バージョン1.3では、ヘッドフォン・プロファイル・データベースに、Apple AirPods Max、Audeze S20、HEDDphone D1を含む、12種の新しいモデルが追加されました。これにより、さらに多くのユーザーが正確な補正と、「信頼できる音」を利用できるようになります。
その他、スマート検索機能、ヘッドフォン名の表示、そしてヘッドフォンとスピー カーのモデルを瞬時に切り替えられるクイック・ナビゲーションが追加され、モデルの閲覧や切り替えがよりスムーズになりました。さらに、アンビエンス・アルゴリズムを改良し、より自然な空間を実現。プリセット管理や周波数特性ツールも強化され、より高度なコントロールが可能になっています。
プリセット/バッテリー残量インジケーター
ヘッドフォン補正のオン/オフ
バーチャル・モニタリングのオン/オフ
ミュートやディムなど、追加機能のオン/オフ
高品位デジタル制御アナログ・ボリューム・コントロール
標準(6.3 mm)ヘッドフォン出力(高出力・低歪みアンプ内蔵)
電源オン/オフ(内蔵バッテリーで最長4時間駆動)
USB-C ポート(コントロール・アプリに接続、デジタル音声入力、充電)
ステレオ・ミニ(3.5 mm)アナログ音声入力
ヘッドフォンでのミックスには、常に妥協がつきものでした。
“リファレンス”を名乗るヘッドフォンでさえ、音に色づけがあり、誇張されたステレオ・イメージが空間の判断を難しくします。
ARC ON•EAR は、ニュートラルな周波数特性と自然なステレオ・イメージを再現し、 「本当に信頼できる音」で作業することを可能にします。
1 接続 付属の USB-C ケーブルで ARC ON•EAR をコンピューターに接続します。ドライバーや特別な設定は不要で、Mac / PCですぐに認識可能です。
2 設定 ARC ON•EAR ソフトウェアを起動し、使用するヘッドフォン・モデルを選択します。用途に合わせてリスニング体験やプリセットをカスタマイズできます。
3 制作 準備は完了です。ARC ON•EAR は単体でも動作し、どこでもプロフェッショナル・スタジオのような明瞭さ、奥行き、臨場感のあるサウンドを楽しめます。
ヘッドフォンには、そのヘッドフォンにしかない「音の指紋」ともいえる個性があります。
ARC ON•EAR は、最新の測定システムによって取得した精密なキャリブレーション・プロファイルを使用し、使用するヘッドフォンに最適な、正確で透明性の高い、信頼できる補正を適用します。ARC ON•EAR は、数百種類にもおよぶ主要ヘッドフォンをサポートしており、ほとんどのヘッドフォンで、クリアでバランスの取れた、正確な補正が可能です。
上のグラフは、IK が計測した200種類以上のヘッドフォンのレスポンス・カーブを示しています。 ARC ON•EAR なしでは、一貫したモニタリングがどれほど難しいかが分かるでしょう。
ARC ON•EAR のバーチャル・モニタリングは、従来のプラグインやインパルス応答ベースの「バーチャル・ルーム」とは異なり、高度な物理モデリングによって、理想的な音響空間にある実際のスタジオ・モニターの挙動を再現します。
人工的なリバーブや音色の色付けは一切ありません。本物のコントロール・ルームが持つ奥行き、広がり、そして明瞭さを、ヘッドフォンで体験できます。
専用の ARC ON•EAR ソフトウェア を使えば、セットアップからサウンド調整まで、スムーズに行えます。一度設定を完了すれば、ARC ON•EAR をMac/PC から取り外して、単体で最長4時間の連続使用が可能です。
ARC ON•EAR のアンプは、ノート PC の出力やハイエンド・オーディオ・インターフェースと比較しても、オーディオ帯域全域で最も低い歪み率を実現しています。
一般的なヘッドフォン・アンプは、出力を上げるとその限界があらわになります。ここで示すグラフは、代表的なオーディオインター・フェース、およびハイエンド・ノート PC のヘッドフォン出力と ARC ON•EAR を比較した、低インピーダンス(32Ω)ヘッドフォン使用時の高出力状態での全高調波歪み(THD+N)の測定結果です。
ヘッドフォン・モニターの信頼性は、アンプの精度にかかっています。多くのオーディオ・インターフェースやミキサーでは、出力インピーダンスや回路特性の違いにより、ヘッドフォンの周波数特性が変化し、わずかなズレが積み重なってミックス判断を誤らせることがあります。
ARC ON•EAR は、この可変要素を完全に排除します。すべてのキャリブレーション・プロファイルは、本製品に搭載されたアンプ回路そのものを使用して作成されており、どのヘッドフォンでも、常に正確で一貫した補正結果が期待できます。
ARC ON•EAR では、ヘッドフォンを外すことなく、以下のような、さまざまな再生環境でミックスを即座にチェック可能です:
このようなバーチャル・モニター・ライブラリは、アップデートで拡張されていきます。現実のあらゆる環境で、あなたのミックスがどのように聴こえるのか、多面的に把握するのに役立つでしょう。
ARC ON•EAR は、スタンドアローンで動作するハードウェア・システムです。DAW、プラグイン、ドライバーは必要ありません。
コントロール・ルームでの正確なモニタリング環境を、カフェや旅先でもそのまま再現。どこにいても、信頼できる音で制作が行えます。
ARC ON•EAR には、32-bit ESS SABRE® コンバーター、高ダンピング・ファクターの超低歪みパワーアンプ、そしてデジタル制御によるアナログ・ボリューム・ステージが搭載されています。これにより、一切の妥協を排した真のハイエンド・リスニング体験を提供します。
ARC ON•EAR は、継続的なファームウェア・アップデート、ヘッドホン・データベースの拡張、さらにはバーチャル・モニターのコレクションの追加により、将来的にも安心してご利用いただけます。
外出先での制作や夜間のミックスなど、 ARC ON•EAR があれば、プロフェッショナル・スタジオ並みの精度と信頼性を備えたモニタリング環境を、いつでも手に入れることができるのです。